TRC20でUSDTを送った場合に残す情報
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「TRC-20でUSDTを送るように言われ、指定のアドレスに送金した」「TRONネットワーク経由で入金したが、その後出金できなくなった」――TRC-20(TRONチェーン)上のUSDT送金は、ERC-20と比べてネットワーク手数料が極めて低く、少額から大量送金まで使われやすい特性があります。詐欺的な手口でも多用されており、被害に遭った可能性がある場合は追加送金をいったん止め、TronScanを使って送金記録を確認・保存することが最初のステップです。
TRC-20 USDTが詐欺に多用される理由
TRC-20はTRONブロックチェーン上のトークン規格で、USDT(テザー)の送金に広く使われています。ERC-20(Ethereumネットワーク)と比べてトランザクション手数料(ガス代)が非常に低く、送金速度も速いため、大量・高頻度の送金を行う詐欺グループにとって都合がよいネットワークです。被害者の立場からは「手数料が安い」という説明で誘導されることもあります。
TRONアドレスは「T」から始まる34文字の英数字で識別されます。「Tから始まるアドレスに送金するように言われた」という場合、それはTRC-20ネットワークでの送金です。ERC-20のアドレス(「0x」から始まる42文字)と混同しないように注意してください。
TronScanを使った送金記録の確認手順
TRC-20のUSDT送金記録は、TronScan(tronscan.org)で確認できます。国内取引所の出金履歴にあるTxID(トランザクションID)を、TronScanの検索欄に入力してください。送金日時・送金元アドレス(From)・送金先アドレス(To)・送金量(USDT)・手数料(TRX)が表示されます。この画面をスクリーンショットで保存し、URLも記録しておきましょう。
送金先アドレス(「T」から始まるアドレス)をTronScanで検索すると、そのアドレスへの全入出金履歴を確認できます。「TRC-20 Transfers」タブを開くと、USDT(TRC-20)の送受信履歴が時系列で表示されます。同一アドレスへの多数の入金が確認される場合、資金追跡において重要な情報になる可能性があります。
記録として残すべき情報
国内取引所の出金履歴では、送金ごとのTxID・送金先アドレス・送金日時・USDT額を確認・保存してください。TronScanでの取引確認画面のスクリーンショットとURL、送金先アドレスの取引履歴画面も保存します。取引所がCSVエクスポートに対応している場合は一括でダウンロードし、複数回の送金を漏れなく記録してください。
また、TRC-20の送金はTRON(TRX)をガス代として消費します。取引所から「USDT送金の際にTRXも消費された」という記録がある場合、それも合わせて保存しておきましょう。投資プラットフォーム側での「残高表示」「取引履歴」「入出金履歴」の画面も、アクセスできるうちにスクリーンショットを取得しておいてください。
相談窓口への連絡と証拠の活用
記録が整ったら、警察(#9110またはサイバー犯罪相談窓口)への相談を検討してください。TronScan上の取引記録は、第三者が改ざんできない公開台帳上のデータであり、送金事実を客観的に示す証拠として活用できます。被害届の提出時には、TxID・送金先アドレス・送金額・担当者との連絡記録を一緒に持参することで状況の把握が早くなります。弁護士への相談では、収集した証拠をもとに法的手続きの可否を個別事情に応じて確認できます。対処方針は個別の事情によって異なるため、早めに専門家に状況を伝えることが重要です。国民生活センター(188)や金融庁(0120-156-811)への相談も選択肢のひとつです。
よくある質問
投資詐欺・暗号資産詐欺に関する記事は、一般的な法律情報・証拠保全・相談前準備の観点から弁護士が確認しています。個別の返金可否は具体的事情により異なり、保証するものではありません。
相談前に、送金状況と証拠を整理しましょう
LINEでチェックリストを受け取り、送金方法・出金状況・やり取りを整理できます。返金や解決を保証するものではありません。
参考資料・相談先
- 警察相談専用電話 #9110(緊急時は110番)
- 消費者ホットライン 188 / 国民生活センター
- 金融庁 金融サービス利用者相談室(登録業者の確認)