ERC20でUSDTを送った場合に確認すること
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「ERC-20でUSDTを送るよう指示され、0xから始まるアドレスに送金した」「Ethereumネットワーク経由でUSDTを入金したが、その後出金できなくなった」――ERC-20(Ethereumチェーン)上のUSDT送金は、TRC-20と比べてガス代(手数料)が高くなる傾向がありますが、Ethereum系のDeFiサービスやウォレットアプリを絡めた詐欺でよく用いられます。被害に遭った可能性がある場合は追加送金をいったん止め、Etherscanを使って送金記録を確認・保存することが最初のステップです。
ERC-20 USDTの送金が使われる詐欺パターン
ERC-20のUSDT送金を使った詐欺では、正規の分散型金融(DeFi)サービスに見せかけたプラットフォームへの入金を求めるケースが目立ちます。MetaMaskなどのウォレットを接続させ、「流動性プールに預けるとAPY(年利)30%以上の利回りが得られる」「USDTをステーキングすると毎日利息が発生する」といった説明でUSDTの送金または承認(Approve)操作を促します。
また、ERC-20のUSDT送金ではガス代としてETHが必要です。「ガス代が足りないからETHを補充して」という要求が続いている場合は注意が必要です。正規のサービスでは出金のためにユーザーへ外部への追加送金を求めることはありません。ERC-20アドレスは「0x」から始まる42文字の英数字で、TRC-20(「T」から始まる34文字)と見た目で区別できます。
Etherscanでの送金記録の確認手順
ERC-20のUSDT送金記録は、Etherscan(etherscan.io)で確認できます。国内取引所の出金履歴からTxID(トランザクションハッシュ)を確認し、Etherscanの検索欄に入力してください。送金日時・送金元アドレス(From)・送金先アドレス(To)・送金量(USDT)・ガス代(ETH)が表示されます。「Token Transfers」欄にUSDTの送金量が表示されていることを確認してください。この画面をスクリーンショットで保存し、URLも記録しておきましょう。
送金先アドレス(To欄)をEtherscanで検索すると、そのアドレスへの全入出金履歴が確認できます。「ERC-20 Token Txns」タブでUSDTの送受信履歴をまとめて確認できます。スマートコントラクトへの承認(Approve)操作を行った場合は、「Contract」タブで確認できます。承認したコントラクトアドレスも記録しておいてください。
確認・保存すべき情報の整理
ERC-20のUSDT送金の場合に特に確認・保存しておくべき情報は、国内取引所の出金履歴(TxID・送金先0xアドレス・送金日時・USDT額・消費ETH額)です。Etherscanでの取引確認画面のスクリーンショットとURL、送金先アドレスの「ERC-20 Token Txns」履歴画面も保存してください。MetaMaskなどのウォレットを使用した場合は、ウォレットのアクティビティ履歴と承認済みコントラクトの一覧(revoke.cash などで確認可能)も記録として重要です。
投資プラットフォームのアカウント画面(残高・取引履歴・入出金ページ・運営会社情報)もアクセスできるうちにスクリーンショットで保存してください。プラットフォームのURLと、アプリを使用した場合はApp Store / Google Playでの掲載情報(開発者名・配信日・レビュー)も記録しておくと有用です。
相談窓口への連絡と証拠の活用
記録が整ったら、警察(#9110またはサイバー犯罪相談窓口)への相談を検討してください。Etherscan上のデータはブロックチェーン上の改ざん不可能な公開記録であり、送金事実を客観的に示す証拠として活用できます。弁護士への相談では、収集した証拠をもとに法的手続きの可否や対処方針を個別事情に応じて確認できます。金融庁(0120-156-811)や国民生活センター(188)への相談も選択肢のひとつです。対処方針は個別の事情によって異なることをご留意ください。
よくある質問
投資詐欺・暗号資産詐欺に関する記事は、一般的な法律情報・証拠保全・相談前準備の観点から弁護士が確認しています。個別の返金可否は具体的事情により異なり、保証するものではありません。
相談前に、送金状況と証拠を整理しましょう
LINEでチェックリストを受け取り、送金方法・出金状況・やり取りを整理できます。返金や解決を保証するものではありません。
参考資料・相談先
- 警察相談専用電話 #9110(緊急時は110番)
- 消費者ホットライン 188 / 国民生活センター
- 金融庁 金融サービス利用者相談室(登録業者の確認)