偽取引所のログイン画面を保存する理由
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「サービスがおかしいと気づいたが、まずどこから記録すればいいかわからない」という場合、最初に保存すべき情報のひとつがログイン画面です。ログイン画面には、後の相談・手続きで重要になる情報が複数含まれています。アカウントにログインする前の段階で確認できる情報ですので、ログインせずに画面を記録することから始めてください。
ログイン画面が証拠として重要な理由
偽の取引所・投資サイトのログイン画面には、サービスを特定するための情報が集中しています。最も重要なのはブラウザのアドレスバーに表示されているURLです。このURLのドメイン部分(「https://」の後から最初の「/」まで)が、サービスを特定する最も確実な情報です。正規サービスを偽装している場合は、本物のドメインに似た文字列(文字の入れ替え・余分なハイフン・異なるTLD)が使われており、これが詐欺的なサービスであることを示す重要な根拠になります。
画面のデザイン・ロゴ・サービス名も記録として価値があります。本物の取引所・金融機関のデザインを模倣している場合、その模倣の事実が法的な判断材料になることがあります。また、ログイン画面に記載されている「運営会社名」「登録番号」「お問い合わせ先」なども、後の調査・照合で使える情報です。
スクリーンショットに含めるべき情報
ログイン画面のスクリーンショットを撮る際は、アドレスバーが画面内に含まれるように撮影してください。スマートフォンのブラウザでは、アドレスバーが上部か下部に表示されています。スクロールしてアドレスバーが隠れている場合は、スクロールを戻してから撮影します。PCの場合は、ブラウザウィンドウ全体をスクリーンショットに収めることで、URLとページ内容を同時に記録できます。
スクリーンショット1枚だけでなく、ページを少しスクロールした状態でも撮影しておくと、ページ全体の構成が記録できます。「会社概要」「利用規約」「プライバシーポリシー」へのリンクが存在する場合は、それらのページも開いて記録してください。記載されている会社名・住所・代表者・登録番号が、金融庁の登録情報と一致するかどうかを照合するための情報になります。
URLをテキストでも記録する
スクリーンショットに加えて、URLをテキストとしてもコピー・記録してください。アドレスバーのURLをロングタップまたはクリックして全選択し、メモアプリ・メール・テキストファイルに貼り付けます。スクリーンショットの文字が小さくて読み取りにくい場合でも、テキストとして記録されていれば正確に照合できます。
アクセスした日時も記録しておくと有用です。スマートフォンの場合、スクリーンショットのファイル名・撮影日時がメタデータとして自動記録されますが、念のためメモに日時を書き添えておいてください。複数のURLにアクセスした場合(ログイン前・ログイン後・出金ページなど)は、それぞれ別々に記録します。
ログイン画面から確認できるチェックポイント
記録後の確認と相談
記録したURLのドメインを、金融庁が公開している登録業者リストに記載されている公式ドメインと比較してください。金融庁のウェブサイト(fsa.go.jp)から「暗号資産交換業者登録一覧」「金融商品取引業者登録一覧」「無登録業者リスト」を確認できます。登録が確認できない場合や、無登録業者リストに類似名称が掲載されている場合は、警察(#9110)や金融庁の金融サービス利用者相談室(0120-156-811)に情報提供・相談してください。
すでに入金・送金している場合は、ログイン画面の記録とあわせて入金明細・送金記録・紹介者とのやり取りも一式揃えた上で弁護士に相談することで、個別の状況に応じた対応方針を確認することができます。国民生活センター(188)でも相談を受け付けています。
よくある質問
投資詐欺・暗号資産詐欺に関する記事は、一般的な法律情報・証拠保全・相談前準備の観点から弁護士が確認しています。個別の返金可否は具体的事情により異なり、保証するものではありません。
相談前に、送金状況と証拠を整理しましょう
LINEでチェックリストを受け取り、送金方法・出金状況・やり取りを整理できます。返金や解決を保証するものではありません。
参考資料・相談先
- 警察相談専用電話 #9110(緊急時は110番)
- 消費者ホットライン 188 / 国民生活センター
- 金融庁 金融サービス利用者相談室(登録業者の確認)