LINE投資グループ 弁護士監修

LINEから偽取引所に誘導された場合

LINE投資グループで案内された取引所やFXサービスに登録・入金したものの、出金できない・追加の送金を求められているという場合、まず追加送金を止め、案内されたサービスが金融庁に正規登録されているかを確認したうえで、弁護士や公的機関に相談することをお勧めします。

偽取引所への誘導パターン

LINE投資グループから偽の取引所へ誘導される際には、いくつかの典型的なパターンがあります。グループ内の「先生」や「サポート担当」が特定のURLやQRコードをDMで送り、「このサービスだけ使える特別な運用方法がある」「私が直接サポートするから安心して」と登録を促すケースが多く報告されています。

案内されたサービスは、実在する大手取引所のサイトに外見が似ているものの、URLドメインが異なる、または日本語の文言に不自然な点があるケースがあります。また、App StoreやGoogle Playの公式ストア経由でなく、URLから直接インストールを求めるアプリの場合も注意が必要です。

金融庁の「免許・登録業者一覧」でサービス名・運営会社名を検索し、正規の登録があるかどうかを確認することが重要な判断材料になります。

「出金できない」状況で現れる名目

偽の取引サービスで出金を申請した際に後から提示される条件としては、「出金には〇〇円の税金の前払いが必要」「本人確認のために追加書類と手数料が必要」「残高が最低出金額に達していないため追加入金が必要」といったものがあります。

こうした条件は、正規の金融サービスでは通常見られない後付けの要求です。一つの名目で送金すると、さらに別の名目が追加されるというパターンも報告されています。追加の要求が来た時点で、それ以上の送金は止め、公的機関や弁護士に状況を相談することを優先してください。

サービスの正規性を確認する方法

案内されたサービスの正規性を確認するためのステップとして、まず金融庁の「免許・登録業者一覧」(金融庁公式サイト内)でサービス名・会社名を検索します。次に、案内されたURLのドメインと、正規の取引所が公式に公表しているURLを比較します。さらに、「〇〇(サービス名) 詐欺」「〇〇 出金できない」などのキーワードで検索し、同様の報告がないかを確認することも参考になります。

金融庁は「無登録業者リスト」も公開しており、特定の業者が掲載されているかどうかを確認することができます。

保存すべき証拠

相談窓口への連絡

偽取引所への誘導が疑われる場合、まず追加送金を止め、保存した証拠を手元に用意したうえで相談窓口に連絡してください。消費者ホットライン(188)では、状況の整理と適切な相談先への案内を無料で行っています。警察相談専用電話(#9110)では被害状況の相談が可能です。金融庁「金融サービス利用者相談室」(0570-016811)では、無登録業者への照会や相談が行えます。法的手続きの可否については、弁護士への個別相談で確認することが必要です。

よくある質問

金融庁に登録のない業者が行う金融サービスは、金融商品取引法上の問題が生じる可能性があります。追加送金は止め、金融庁「金融サービス利用者相談室」(0570-016811)または弁護士に相談することをお勧めします。

外見が正規サービスに酷似したサイト・アプリへの誘導は、詐欺的手口として報告されているパターンの一つです。気づかなかったこと自体は相談を妨げる理由にはなりません。保存した証拠(URL・スクリーンショット・送金記録)を持って弁護士や警察に相談してください。

どちらの方法でも相談窓口への連絡は可能です。銀行振込の場合は振込先口座情報を保存し、振込元の金融機関に振り込め詐欺救済法に関する相談ができます。暗号資産の場合は取引ハッシュ・送金先アドレスを保存し、弁護士や警察に提供することで調査に役立てることができます。
監修:松本 理平 弁護士(第一東京弁護士会/登録番号 55199/青山北町法律事務所)
投資詐欺・暗号資産詐欺に関する記事は、一般的な法律情報・証拠保全・相談前準備の観点から弁護士が確認しています。個別の返金可否は具体的事情により異なり、保証するものではありません。

相談前に、送金状況と証拠を整理しましょう

LINEでチェックリストを受け取り、送金方法・出金状況・やり取りを整理できます。返金や解決を保証するものではありません。

LINEで受け取る

参考資料・相談先

  • 警察相談専用電話 #9110(緊急時は110番)
  • 消費者ホットライン 188 / 国民生活センター
  • 金融庁 金融サービス利用者相談室(登録業者の確認)

関連記事

相談予約 LINEでチェックリストを受け取る