出金できない 弁護士監修

出金申請が審査中のまま進まない場合

「出金申請を出してから1週間以上が経つが、ステータスが『審査中』から変わらない」「担当者に問い合わせると『処理中』と言われるだけで具体的な説明がない」――そのような状況の方は、まず追加の入金・送金を止め、出金申請の画面・担当者とのやり取りをスクリーンショットで保存してください。本記事では、出金申請が無期限に保留される手口の特徴と、相談前の準備事項を整理します。

「審査中」が続く場合に考えられる状況

正規の取引所や金融サービスでは、出金処理に要する標準的な日数がサービス規約や公式サイトに明記されています。それを大幅に超えても「審査中」が続き、かつ具体的な完了時期を案内できない場合、そのサービスが正常に機能していない可能性があります。担当者が「システム障害が発生している」「年末年始・祝日で処理が遅延している」と説明を重ねても、同じ理由が繰り返される場合は注意が必要です。

「審査中」状態の長期化は、サービス側が出金を意図的に止めているパターン、またはそもそも出金の仕組みが存在しないパターンで起きやすいです。プラットフォーム上の「残高」はあくまで画面上の数字であり、実際に引き出し可能な資金と一致しているかどうかは、出金が実行されて初めて確認できます。

審査中状態のまま追加入金を求められるパターン

「審査が通るためには残高が〇〇万円以上必要」「追加入金で審査優先枠に入れる」といった説明とともに、審査中の状態を口実に追加入金を誘導するケースがあります。出金ができていないにもかかわらず追加入金を求められた場合は、その要求に応じないことが重要です。

また、「担当者が社内で掛け合ってくれている」「審査担当者に特別に頼んでもらった」という演出で信頼感を作りながら、出金の見通しを常に「もう少し待てば」という状態に保ち続けるパターンも見られます。具体的な完了日時が示されない場合、その説明には根拠がないと考えて対応することが賢明です。

相談前に保存すべき記録

公的窓口と専門家への相談方法

金融庁 金融サービス利用者相談室(0120-156-811)では、投資サービスに関するトラブルや無登録業者への対応方法について情報提供を受けられます。利用しているサービスが金融庁に登録された業者かどうかも、金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認できます。

消費者ホットライン(188)では地域の消費生活センターへつないでもらえます。警察相談専用電話(#9110)や最寄り警察署の生活安全課でも相談を受け付けています。弁護士への相談では、集めた証拠を基に個別の事情に応じた法的手続きの選択肢を確認できます。相談の際は、出金申請日・申請額・担当者とのやり取りをまとめておくと話が進みやすくなります。

よくある質問

まずサービスの利用規約に記載された出金処理日数を確認してください。それを大幅に超えている場合は、サービス運営会社の公式連絡先(メール・電話)に書面で問い合わせ、その記録も保存してください。並行して金融庁(0120-156-811)や消費者ホットライン(188)に相談することをお勧めします。

システム障害が本当に発生していれば、サービスの公式サイトや公式SNSでアナウンスが出ることが一般的です。担当者からの口頭説明のみで公式発表がない場合、その説明の信憑性は慎重に判断する必要があります。出金申請からの経過日数と担当者の説明内容を記録しておいてください。

出金ができていない状態での追加入金は、損失をさらに拡大させるリスクがあります。追加入金の前に、消費者ホットライン(188)・警察(#9110)・弁護士のいずれかに現状を伝え、対応方針を確認することを強くお勧めします。
監修:松本 理平 弁護士(第一東京弁護士会/登録番号 55199/青山北町法律事務所)
投資詐欺・暗号資産詐欺に関する記事は、一般的な法律情報・証拠保全・相談前準備の観点から弁護士が確認しています。個別の返金可否は具体的事情により異なり、保証するものではありません。

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参考資料・相談先

  • 警察相談専用電話 #9110(緊急時は110番)
  • 消費者ホットライン 188 / 国民生活センター
  • 金融庁 金融サービス利用者相談室(登録業者の確認)

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